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『奈良旅手帖』の生駒あさみです。2014年3月についに奈良に移住しました。2010年10月に『ふたりでいく奈良』という本を出版しました。このブログでは奈良旅行記や奈良に関するいろいろなことを発信していきます
白毫寺からてくてくてく
観光する時間が無い日に白毫寺まで徒歩で往復して
更にほかの神社仏閣を見てまわりたい!というのは
ちょっとせかせか動きすぎるので、本数が少ないですが最初にバスの時間を調べた上でバスで白毫寺近くまでいって
帰り道をゆっくり歩くのが定番になってます。
(白毫寺までのバスはJRか近鉄奈良駅から、下水間、北野行きに乗ってください。1日7,8本程度です)
奈良交通 時刻運賃案内サイトはこちら

白毫寺はお寺を拝観する前から階段好きな人にはたまらない階段があり
夏の終わりから秋にかけての萩も美しいし、
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五色椿という名椿も咲くお寺で、お花の寺としても有名ですが
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私は白毫寺からの眺めがとても好きです。
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ここは天智天皇の皇子、志貴皇子の山荘があったところ。
志貴皇子は
石ばしる垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも

采女の袖ふきかへす明日香風都を遠みいたづらに吹く
などの有名な歌を詠んだ歌人としても有名ですが
平城京に遷都してきたあと、都の中心から離れたこの山の中腹の館から
ここから都がどんどん栄えていくのを見ていて
どんな気持ちだったのだろう、などと思いを巡らせてしまいます。

志貴皇子の息子、白壁王はのちに光仁天皇になりますが
私が興味があるのが、白壁王の姉か妹にあたる海上女王。万葉集に聖武天皇との贈答歌が残っています。

赤駒の越ゆる馬柵の標結ひし妹が心は疑ひも無し(聖武天皇)
梓弓爪ひく夜音の遠音にも君が御幸を聞かくしよしも(海上女王)


贈答歌とされてますが、相聞歌に見えるのですけどね・・・
聖武天皇の妃?だったかもしれないのでは、と私は思ってます。真相はさておき。
いつ生まれて亡くなったのかも定かではない女性ですが、歌しか残っていない謎の人物に私は惹かれてしまいます。
志貴皇子にも思いを馳せて参拝するのですが、海上女王はこの山荘に来ていたこともあったのかなと
考えながら参拝しています。

ぼんやりと古代の人物に思いを馳せながらも、閻魔王坐像の前にくると背筋が伸びて、
いつも気づくと長い時間、お堂の中で拝ませて頂いてます。



白毫寺を出てから高畑界隈を通って駅まで戻る間に色んなお店やお寺、神社に参拝するのが大好きです。
現在、とっても美味しい人気のお店野菜と雑穀 糀のお店「花」さんは、
元「リノワ」さん、更にその前は「紅庵」さんというお蕎麦やさんで
紅庵さんとリノワさんは白毫寺帰りによく寄らせていただきました~。「花」さんはまだ一度だけですが
ゆっくりと野菜の美味しさを味えます。美味しかった!(行く前に予約をしたほうがいいです)

花さんを過ぎたあたりに広がる畑のあたりも好き。
鹿ともたまにすれ違うのも、奈良ならではだなあと思って進みます。
(畑のオーナーの方は鹿害に困っているようですが・・・)

新薬師寺への参拝も時間があればしたいのですが(新薬師寺についてはまた後日別に書きます)
新薬師寺の隣の鏡神社に参拝したり、十市皇女の墓?という説もある比売神社に参拝するのは定番。
鏡神社は藤原広嗣を祀っている神社ですが、「鏡」という名前が気になっています。
またその近くの神社が十市皇女の墓という説があるというのも。
何か関係あるんでしょうか?(十市皇女の母の額田王は鏡王の娘なので・・・)

そして近くにある「はなや北川」さんに、ある日ふらりと寄り
十割そばの魅力にとりつかれてしました。
何度か行っていたのですが、残念ながらお蕎麦は昨年年末で終了。
今は地元の素材を使ったランチなどが食べられるようです。
リニューアルしてからまだお伺いしていないので、今度行くのが楽しみです。

この後は体力と時間があれば、下の禰宜道あたりを歩くのも楽しいです。
秋や春がおすすめ。晴れた日なら木漏れ日がとにかく美しくていつも気持ちをリフレッシュしてました。
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最近は友達に車であちこち連れていってもらってますが
やっぱり歩くことで発見することや、感じられることって多いですよね。
高畑界隈はお店も増えているようなのでまた近いうちに歩きで遊びに行ってみようと思います。
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Posted by 生駒あさみ
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