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『奈良旅手帖』の生駒あさみです。2014年3月についに奈良に移住しました。2010年10月に『ふたりでいく奈良』という本を出版しました。このブログでは奈良旅行記や奈良に関するいろいろなことを発信していきます
雷丘の上で愛を叫ぶ
中学・高校の国語の授業で、教科書の補足をするために使っていた国語便覧。

小学生のうちにヤマトタケルにはまっていた私には
「え、こんな面白いものを授業で使っていいの?!ていうか使うの!!?」
と思うくらい夢がいっぱい詰まったものでした。
ほぼカラーページでどっしり重いので、回りの同級生には不評だったし学校に置いて帰る人も多かったようですが
私は持って帰って家で熟読してました。どこ開いても楽しくて仕方なかったです。

奈良時代までの情報は少なめで、平安時代以降の風俗・文学などを重点的に紹介されていましたが
木簡から出てきた食材を元に再現された天平宮廷料理や
天平衣装、万葉集に読まれた土地の写真などが掲載されてました。
その中で、「私ここに行ってみたい!!」と思ったのが、明日香村の雷丘です。

大君は 神にしませば 天雲の 雷の上に いほりせるかも
という柿本人麻呂の歌の紹介で写真が掲載されていたのでした。
菜の花が咲き乱れている中にぽっかりと島のように浮かぶ雷丘の写真を見たときに
何故か「どうしてもここにいって、この情景を見てみたい!」と思ったんです。
しかし後年、「夢を壊すようで悪いけどあれは稲だよ」と友人に指摘されたので、稲穂だったのかもしれません。
別に稲でも全然かまわないのですが(夢は壊されないし)、記憶が定かじゃないので
またどこかで確認できたらいいんですが。
↓の写真は雷丘ではないですが(石舞台の向かいあたりです)明日香の菜の花写真です(笑)
P1060914.jpg


そんな雷丘にはじめて行ったのは、10年以上前。
明日香村にはじめて行ったのは母と祖母が一緒の旅の時でした。
レンタカーで明日香村に入ってすぐ「雷」という信号のある交差点。
まさかまさか、ここがあこがれていた、あの雷丘!!?
しかし車だったしはじめての明日香だったのでスルー。
というわけではじめての雷丘は通り過ぎただけ。残念。(笑)

画像 05253


その後何度も行ってますが、遠くから眺めても、上に上ってみても、なんだか好きです、雷丘。
中学生のときの思い入れがあるのかもしれませんが
気になって仕方がありません。いまだに毎回通るたびにテンションが上がります。私にとってはただのT字路ではないのです(笑)
そうそう、ここの飛鳥資料館方面に、雷丘を背にして歩くのも好きです。
ちょっと歩いて振り返ると、雷丘も見えますが畝傍山も美しいのです。
そして、明日香の空の不思議さをいつもこのあたりで堪能しています。

そうそう、明日香ってなんだか空が不思議ですよね。雲の流れが早いのか、天使のはしごを何度も何度も見ます。
桜井方面から明日香を見たときに、明日香だけスポットライトを浴びているように見えたこともあります。
画像1 067


そういえばこの場所は日本霊異記の「雷を捉えし縁」という話の舞台です。
雄略天皇の腹心の小子部栖軽が、天皇に命じられて雷を捉えて雷を奏上した。
雷が光ったのを見て恐れおののいた天皇は、雷が落ちていた所へ返させました。その場所を今も雷丘と呼んでいます。
要約するとそんな内容ですが、(興味ある方はぜひ探してみてください。)そんな伝説がある場所なんだ~と思いながら頂上に上ると、古墳。この古墳は、その小子部栖軽の墓だという説もあります。
(頂上の写真が無かった・・・)
画像 0077
かなり低い丘ですぐに登れてしまいます。


今、雷丘といえば近くにオープンした「森羅塾」さん。
以前フルコトあるじが5人揃ったお祝いにみんなで行ってきました。
出された食事ひとつひとつが口の中に入るたびに感動していました。
滋味溢れる、などという言葉だけでは表しきれない。
マクロビのお食事です。
宿泊客以外はランチのみ要予約。機会がある方はぜひ行ってみてください~!
ランチは2000円です。
またこちらのリノベーションした古民家がとてもとても素敵だったのでいずれ泊まってみたいです。
お店、本当に雷丘の後ろ側で、入り口をちょっと先まで行くと
雷丘がいいかんじに撮影できるポイントなのも、とても良いです(笑)
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Posted by 生駒あさみ
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